方法論や考え方はわかっているけど、ボキャブラリーが少なかったり、うまい切り返し方が浮かばなくて会話が弾まない人は多いです。会話テンプレートを用意しましたので使ってみてください。
こんにちは、悠川智矢です。
会話が弾まない人からしたら「こうやってやるといいですよ!」という方法論や考え方だけを聞いても一筋縄には上手くいかないと思います。
トライ&エラーを繰り返して何度も練習をすればいいのかもしれませんが、苦手なことってそう簡単にはうまくはいきません。
そこで、どうにかあなたのお力になれないかを私も考えてみました。
もちろん、会話は「待ったなし」の中で進んでいきますしシチュエーションも様々なので「これだ!」といったワンパターンにするのは難しいのですが、会話事例を見ていただくことで、「こんなふうにやるんだなぁ」というイメージはつかんでもらえると思います。
イメージできないことや正確に認識できていないことは「やれ」と言われてもできないのが人間ですので、まずは私の会話事例(会話テンプレート)を見ていただき、それを模倣してもらえればと思います。
そうすれば、少しずつでも相手との会話を弾ませられるようになります。
悠川式!会話を弾ませる会話テンプレート
悠川:はじめまして…
相手:どうも、はじめまして…
悠川:今日は来ていただいてありがとうございます。
(ポイント:相手に「ありがとう」を言うだけで相手から好感を持たれます)
相手:いえいえ、こちらこそ。
悠川:何か飲まれますか?
(ポイント:会話はこちらから気遣ってリードしていくことが大事です)
相手:そうですね…
悠川:メニューはこちらですね!
相手:ありがとうございます。
悠川:決まったら言ってくださいね。店員呼びますので。
相手:決まりました。
悠川:(相手がビールを頼んだ場合)ビールはお好きなんですか?
相手:好きですね~!
悠川:いいですね!私はビールはお腹がいっぱいになってしまうので、そんなにたくさん飲めないんですよ。
相手:たしかに…。でも、私は逆にアルコールの強いお酒があまり飲めないのでビールばかり飲んでいます(笑)。
悠川:では、お中元とお歳暮はビールでも送りましょうか?(笑)。
(ポイント:相手が喜びそうなことを先回りして伝えます)
相手:ぜひ(笑)。
悠川:そういえば、「スポーツジムに通っている」とSNSに書いてありましたが、どれくらい通っているんですか?
(ポイント:相手とチューニングが合ったところで、一歩深い話題に入ります)
相手:まだ始めたばかりで3か月くらいですかね…
悠川:凄いですね!3か月でも続けば凄いですよ!私なんて3日坊主ですよ…
(ポイント:相手を褒めて相手の自尊心を高めます)
相手:何か運動とかされているんですか?
悠川:ランニングとかはしていますね!
相手:いいですね~!
悠川:ランニングという名の「散歩」ですけどね(笑)。
(ポイント:こういったところで笑える展開を入れると相手の感情を揺り動かせます)
相手:運動していると気分も良くなるからいいですよね!
悠川:はい、本当にそうですよね!
ちなみに、お仕事は忙しいんですか?
相手:忙しいときは忙しいですけど、この時期は比較的ヒマなんですよね。
悠川:それは良かったです。忙しい時期にお会いしていただいたら申し訳ないので。
(ポイント:相手への気遣いをいれます)
相手:いえいえ、そんなことないですよ。
悠川:忙しい時期にゴリゴリお誘いしたら嫌われてしまいそうなので(笑)
相手:そんなことないですよ(笑)
悠川:じゃ~これを機に仲良くしてください^^
相手:ぜひぜひ
悠川:じゃ~乾杯しましょうか。何に乾杯なのかはわかりませんけど、お近づきの印ということで。
相手:はい(笑)
悠川:でも、今の時期は時間が空いているのであれば、旅行とかスポーツ観戦とか、何か他に趣味の時間とかに当てているのですか?
相手:そうですね。旅行へ行ったりもしますね。
悠川:恋人とですか?
(ポイント:恋人の有無を聞きたい場合は、こういうタイミングで自然な流れで聞くのがベターです)
相手:恋人いないですよ(笑)
悠川:え~!!てっきりいるかと思っていましたよ。
相手:いたら来ていませんよ(笑)
悠川:そっか~!(笑)。
相手:そうですよ!(笑)
悠川:でも、〇〇さんモテそうですよね?
相手:そんなことないですよ。
悠川:その薄ら笑いがモテるのを物語っていますよ(笑)。
相手:そんなことないですよ(笑)。
私を落とし込もうとしています?
悠川:あっ、バレました?
相手:バレますよ(笑)。
悠川:でも、それだけモテそうだったら、逆に理想って高くなるんじゃないですか?
(ポイント:こちらの訊きたいことが取ってつけた感にならないように、ナチュラルに聞くことが大事です)
相手:高くないですよ。普通ですよ。
悠川:どんな人がいいんですか?
(ポイント:恋愛の会話であれば必ず、このように理想の恋愛を聞くのが鉄則です)
相手:優しくて笑顔が素敵な人がいいですね。
悠川:そんな人、世の中にいっぱいいますよ(笑)
相手:それがいないんですよ(笑)。
悠川:見た目とかは関係ないんですか?
相手:普通レベルだったら大丈夫です。
悠川:私がその「普通レベル」に入っていることを祈るばかりです(笑)
相手:あっ、大丈夫です(笑)
悠川:けっこう上から目線ですね(笑)
相手:そうやって聞くからですよ(笑)
悠川:ちなみに、これまでにお付き合いしてきた人はそういう感じの人なんですか?
相手:それが全然違うんですよ。
悠川:どんな感じの人だったんですか?
(ポイント:ここで相手の過去の恋愛話や経験をすべて聞き出します)
相手:優しかったけど、頼りはなかったですね…。
悠川:そうなんですね…。でも、それが原因で別れたわけじゃないですよね?
相手:そうですね…。それが原因ではないですね?
悠川:何が駄目だったんですか?
相手:価値観が合わないというか…
悠川:どんな価値観が合わなかったんですか?経済的な価値観とかですか?
相手:恋愛観とかですかね…
悠川:どんな恋愛観だったんですか?
相手:束縛が凄くて「誰とも遊ぶな」みたいな感じだったので…
悠川:たしかにそれはしんどいですね。
じゃ~次、お付き合いする人は束縛が緩い人がいいんですか?
相手:まったくゼロは嫌ですけど、キツすぎるのも嫌ですね…
悠川:たしかにそうですよね。
相手:逆に、悠川さんはどんな人がいいのですか?
* * *
こんな感じで会話を盛り上げていきます。
大事な部分は「ポイント」解説している箇所なので、そこを重点的に意識してください。
もちろん、この通りに会話が進むわけではないですが「切り返し方」や「質問の仕方など」を盗み取っていただけると幸いです。
私が男性なので、対女性との恋愛トークみたいな会話テンプレートになってしまいましたが、同性同士の会話や女性が好きな男性にする会話においても上記の会話テンプレートは使えます。
会話を弾ませるマインドセット
「主人公は相手」
この意識が大事です。
上記の会話例を見ていただいて、勘の鋭い方であればおわかりいただけたと思いますが、会話の主人公が相手になっていますよね?
これが大事なのです。
会話が弾まない人に限って自分がお笑い芸人のようにペラペラと喋って会話を弾ませなければと思っていますが、それが悲劇の始まりなのです。
インタビュアーのように相手をのせて気分よく喋らせてあげる会話をすれば、それだけで会話は自然と弾みます。
とはいえ、会話が弾まない人にとっては、
「そんな簡単にはいかないよ…」
と思うかもしれませんので、まずは今回、私が書いた会話テンプレートを使って実際の会話をやってみてください。
いきなりすべての要素を入れるのは難しいと思いますが、1つでも2つでもあなたが気に入ったフレーズや切り返しを入れていただければ、それだけでも会話が弾むようになります。
その繰り返しで会話はうまくなります。
応援しています。
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